総合診療科は、飼い主様にとって「どんな問題でもまず相談できる窓口」としての役割を担います。
特定の臓器や疾患に特化するのではなく、動物の全身状態を包括的に診察・評価することを目的としています。
また、症状を直接訴える事ができない動物の飼い主様にとって、どの診療科を受診すれば良いのか迷うことが多くあります。
また、複数の基礎疾患があり、どの疾患の治療を優先すべきかわからないということもあります。
そんなとき、診療の最初のステップとして総合診療科が重要な位置づけとなります。
総合診療科の役割
- 初期診療の窓口
飼い主さまが動物の健康や体調に不安を感じた際、まず相談する場として機能します。問診、身体検査、必要な初期検査を通じて、症状の原因を探ります。
- 疾患の全体像を把握
動物の症状が単一の疾患に限らず、複数の臓器や全身に関連している場合でも、包括的な視点で診療を行います。
- 専門診療科への橋渡し
必要に応じて、外科、腫瘍科、循環器科などの専門診療科に紹介します。
- 予防医療・健康管理
健康診断やワクチン接種など、動物の健康を維持し、病気の予防に努めます。
◈ 主な検査機器