ヒトや動物は、骨折や傷を受けた場合、しばらくすると自力で修復する再生能力を持っています。
この再生能力に着目し、障害に陥った組織・臓器の再生及び機能の修復をめざす医療のことを再生医療といいます。
再生医療では、体内の様々な細胞に変化する可能性を持った幹細胞を用います。
がんの抗原(名札)を提示する力があるDC細胞を使って、がんに対して攻撃をするT細胞に、がんの名札を覚えさせてがん細胞を効率的に攻撃できるようにする療法です。
国立がんセンターの落谷博士とイヌの骨肉腫に対する合成核酸医薬における共同研究を開始しています。
イヌの骨肉腫に対してmicroRNA阻害剤(S-TuD)を投与し、肺への転移を抑制する臨床試験を実施しています。いずれの症例も肺転移を抑制して長期生存が認められています。ご希望の飼い主さんは当センターへご連絡ください。
難易度の高い肝臓腫瘍や副腎腫瘍などの摘出手術を短時間で迅速にできるようにオリンパス社の“超音波手術システムSonosurg装置”を用いて行っています。当センターでは、同装置を数千例の症例に対して駆使してきた実績があります。
血液透析とは、専用のカテーテルを通して体から抜いた血液を透析器に通し、きれいになった血液を再び体に戻す治療法です。
主な治療対象は、短期間で進行する腎機能障害(急性腎不全)です。